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オピニオン
臨床検査医と病理医
著者: 関口進1
所属機関: 1前:防衛医科大学校検査部
ページ範囲:P.664 - P.664
文献購入ページに移動今起こっている新しい関係とは,このAPとCPの両方の専門を兼ね備えた医師をつくろうというわけである.大学では国公私立医大のほとんどが臨床検査医学講座,臨床病理学講座を認めているが,これはCPで,APは大学の病理学教室,病院病理部または中央検査室の一部門の中に存在する.しかし,一般病院ではAP,CPと別々に定員化して採用している施設はほとんどなく,APが常勤で病理をやりながら,検査室の運営を検査部長として任されている施設が多い.APは以前から病理標本を見て診断を下すことが“医行為”として認められ,病理診断料として保険にも収載されていた.
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