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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻8号

1997年07月発行

文献概要

日常染色法ガイダンス 糖質の日常染色—単純多糖類(グリコーゲン)の染色

PAS反応

著者: 宮平良満1 岩井宗男1 宮本敬子1 岡部英俊2

所属機関: 1滋賀医科大学附属病院検査部 2滋賀医科大学臨床検査医学講座

ページ範囲:P.668 - P.670

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目的
 PAS反応(periodic acid-Schiff reaction)は,糖質を過ヨウ素酸で酸化して生じたアルデヒド基をシッフ(Schiff)試薬で赤紫色に呈色する反応で,多糖類を証明するうえで最も代表的な染色方法である.
 多糖類は通常,組成の違いから単純多糖類(グリコーゲン)と複合多糖類(粘液,アミロイド,核酸,糖脂質,その他)に分けられるが,組織および細胞診断学的にも多糖類を検出する目的で各種の染色法が利用されており,それぞれの染色方法に応じて陽性所見を示す多糖類の種類や色調も異なる.本稿では日常染色として主にグリコーゲン検出を目的として利用されているPAS反応について留意点も含めて記す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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