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文献詳細

雑誌文献

検査と技術25巻8号

1997年07月発行

文献概要

検査データを考える

異常ヘモグロビン—不安定ヘモグロビン溶血性疾患の検査所見

著者: 大庭雄三1

所属機関: 1山口大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.679 - P.682

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はじめに
 ヘモグロビン(Hb)は2個のαサブユニットと2個のβサブユニットからなる四量体分子で,分子量約65,000,親水性に富み,赤血球内に340g/lもの高濃度に詰め込まれている.Hbの異常によって起こる病気としては,おおよそ次の6種類がある1,2)
(1)微小循環閉塞を特徴とする鎌状赤血球症(sickle cell disorder;SCD)(HbSホモ接合またはHbSと他のβ鎖異常との複合ヘテロ接合)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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