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POCT(point-of-care testing)
著者: 福永壽晴1
所属機関: 1金沢医科大学臨床病理学教室
ページ範囲:P.789 - P.791
文献購入ページに移動最近,POCT(point-of-care testing)が注目され始めている.POCTとは小型の分析装置を用いて,患者の近く(病室や診察室などの治療が行われる場所)で行われる検査であり,bedside testingやnear-patient testingとも呼ばれている.
昭和30年代より急激に進んだ検査室の中央化と臨床検査センターの設立は,多種類の検査を大量に効率よく処理するという面では大きな成果を上げているが,反面,緊急を要する検査,あるいは時々刻々と変化する患者の容体に合わせてタイムリーな検査情報を臨床側に提供するという点では十分機能しているとはいえない.
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