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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻1号

1998年01月発行

文献概要

けんさアラカルト

保健所勤務検査技師の役割

著者: 海老沢三枝子1

所属機関: 1茨城県日立保健所

ページ範囲:P.20 - P.20

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 一昨年(1996年)6月,当保健所管内学校給食施設の献立のメニュー約40種類について,病原性大腸菌O157の検査を実施した.実施の動機は,5月に岡山県で病原性大腸菌による食中毒の集団発生があり,小学生2名が死亡したことからである.
 当保健所では,給食関係の検査はこれまで未実施であり,“保健所としてこの機会に実施しよう”と意見が一致した.実施に当たりわかったことであるが,給食施設でも大腸菌O157への不安は大きく,検査を行ってほしいという意向が強くみられた.大腸菌O157の検査は初めての試みであったが,県衛生研究所の指導を受けてスムーズに進めることができ,また研修会で腸管出血性大腸菌O157感染症の概要を知ることができ,大いに役だった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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