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技術講座 生化学
低コリンエステラーゼ血症の遺伝子解析法
著者: 須藤加代子1 前川真人2
所属機関: 1東京慈恵会医科大学第三病院臨床検査医学講座 2国立がんセンター中央病院臨床検査部
ページ範囲:P.843 - P.849
文献購入ページに移動1987年,ヒトコリンエステラーゼ(ChE)のcDNA,1990年にはその遺伝子(ゲノムDNA)の構造が明らかにされ,本酵素の遺伝子異常の解析が可能となった.日本人に特有な変異が報告され,頻度の高いG365R,L330I変異は(ミスマッチ)PCR後の制限酵素処理により判定可能となった.欧米,日本ともに10%以上の頻度で見いだされるK変異(A593T)も同様に簡易測定法が開発された.これらは検査室で十分測定可能である.
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