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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻10号

1998年09月発行

技術講座 生化学

低コリンエステラーゼ血症の遺伝子解析法

著者: 須藤加代子1 前川真人2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第三病院臨床検査医学講座 2国立がんセンター中央病院臨床検査部

ページ範囲:P.843 - P.849

文献概要

新しい知見
 1987年,ヒトコリンエステラーゼ(ChE)のcDNA,1990年にはその遺伝子(ゲノムDNA)の構造が明らかにされ,本酵素の遺伝子異常の解析が可能となった.日本人に特有な変異が報告され,頻度の高いG365R,L330I変異は(ミスマッチ)PCR後の制限酵素処理により判定可能となった.欧米,日本ともに10%以上の頻度で見いだされるK変異(A593T)も同様に簡易測定法が開発された.これらは検査室で十分測定可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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