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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻10号

1998年09月発行

文献概要

日常染色法ガイダンス 組織内病原体の日常染色法—真菌の染色法

グロコット染色

著者: 布施恒和1

所属機関: 1山形大学医学部附属病院検査部病理

ページ範囲:P.879 - P.883

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目的
 病理組織学的に真菌症を診断するには,組織内の菌体の確認と微細構造を把握して,真菌を的確に同定することが重要である.
 グロコット染色はカンジダ,アスペルギルス,クリプトコッカス,ムコールなどの真菌,ニューモシスティス・カリニなどの原虫と他の染色法で染色されにくい放線菌,ノカルジアなどの原核真菌類も染め出す染色法である1〜4).特に菌体の膜成分を明瞭に染色するため,菌の特徴的構造の把握は容易となり,菌種の同定には不可欠な方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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