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検査の作業手順を確立しよう 免疫化学(血清)検査・2
自己抗体の検査
著者: 三上恵世1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.893 - P.899
文献購入ページに移動はじめに
生体内では絶えず自己認識を行いながら免疫学的恒常状態を維持しているが,これらの反応が一定以上に進行しないように多重の調節機構が存在する.
しかし,なんらかの原因により調整機構が破綻をきたすと,過剰な免疫反応が起こり,大量の“自己抗体”が産生されたり,自己反応性T細胞などの活性化により,種々の自己免疫疾患の病像がつくられていく(図1).
生体内では絶えず自己認識を行いながら免疫学的恒常状態を維持しているが,これらの反応が一定以上に進行しないように多重の調節機構が存在する.
しかし,なんらかの原因により調整機構が破綻をきたすと,過剰な免疫反応が起こり,大量の“自己抗体”が産生されたり,自己反応性T細胞などの活性化により,種々の自己免疫疾患の病像がつくられていく(図1).
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