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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻12号

1998年11月発行

文献概要

技術講座 一般

尿中NAGの測定

著者: 北橋繁1 石田繁則1 巽典之2

所属機関: 1大阪市立大学医学部附属病院中央臨床検査部 2大阪市立大学医学部臨床検査医学教室

ページ範囲:P.1051 - P.1057

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新しい知見
 精漿中に腎機能の指標となる尿中蛋白や酵素が予想以上に多く存在していることが明らかになってきている.NAG,シスタチンC,トランスフェリンなど局所で産生されるものや,アルブミン,低分子蛋白など血清からの移行成分からなるものなどで,射精後少なくとも1日間は蓄尿,随時尿とも高値となり,腎機能の評価としては不適である.採尿は早朝第1尿を避けて,十分な尿量で中間尿を採取することが望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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