icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻13号

1998年12月発行

トピックス

新規酸化発色試薬SAT-3の開発

著者: 溝口誠1

所属機関: 1(株)同仁化学研究所研究部

ページ範囲:P.1188 - P.1191

文献概要

はじめに
 エンザイムイムノアッセイ(EIA)では,標識酵素としてペルオキシダーゼ(peroxidase;POD),アルカリホスファターゼ(alkaline phosphatase;ALP),ガラクトシダーゼなどが使用されている.しかしながら,酵素のサイズ,活性,価格などの理由から,その半数以上でPODが使用されているのが現状である.標識されたPODの触媒活性を測定するため,さまざまな基質が用いられるが,発色基質を用いた場合,過酸化水素や過酸化物の存在下で発色させ,その吸光度を測定することによって抗原を検出する方法がとられる1).また,より高感度の検出においては,発蛍光,発光基質も用いられている2,3)
 しかし,高感度を必要としない実験系において最もよく使われる方法は,現在のところでは発色基質を用いた比色法である.発光法ほど感度はよくないが,再現性がよく,比較的安価な試薬,機器が使用できるからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら