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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻13号

1998年12月発行

トピックス

テロメラーゼと癌

著者: 大屋敷一馬1

所属機関: 1東京医科大学第1内科

ページ範囲:P.1193 - P.1196

文献概要

はじめに
 テロメラーゼは,染色体末端部であるテロメアを補足する酵素で1),RNA部分2),触媒部分3,4),および蛋白部分5)より構成される(図1).テロメアは単純な(TTAGGG)配列の反復より構成されているため,この6塩基対の伸長を調べることによりテロメラーゼ活性として表すことが一般的である6).テロメラーゼ活性は触媒ユニットであるhTERTの遺伝子発現とよく相関することにより4),この触媒ユニットがテロメラーゼ活性の発現に重要な役割を演じていることが最近の研究より明らかとなった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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