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文献概要
病気のはなし
更年期障害
著者: 安井敏之1 青野敏博1
所属機関: 1徳島大学医学部産科婦人科
ページ範囲:P.106 - P.113
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更年期障害は従来,ほてりやのぼせ,発汗など血管運動神経症状や不眠,憂うつなどの精神神経症状が中心と考えられてきた.しかし,最近卵巣機能低下に基づくエストロゲン分泌不全と関連した骨減少症,骨粗鬆症,高脂血症,性交障害,排尿障害なども広い意味で含まれるようになってきており,検査法にも変化が認められるようになってきている.また治療法としてもホルモン補充療法の有効性が認められ,重要な位置を占めるようになってきている.
更年期障害は従来,ほてりやのぼせ,発汗など血管運動神経症状や不眠,憂うつなどの精神神経症状が中心と考えられてきた.しかし,最近卵巣機能低下に基づくエストロゲン分泌不全と関連した骨減少症,骨粗鬆症,高脂血症,性交障害,排尿障害なども広い意味で含まれるようになってきており,検査法にも変化が認められるようになってきている.また治療法としてもホルモン補充療法の有効性が認められ,重要な位置を占めるようになってきている.
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