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検査の作業手順を確立しよう 微生物検査・1
細菌検査
著者: 山中喜代治12
所属機関: 1大手前病院中央検査部 2大手前病院臨床検査部
ページ範囲:P.167 - P.170
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患者の訴えと医師による症状の把握,そして基本的スクリーニング検査により感染症の臨床診断が行われる.ここまではあくまでも推定診断であり,確定診断,原因究明,そして治療方針修正のための感染症検査がオーダーされる.このうち最も一般的な細菌検査は,光学顕微鏡で観察できること,人工培養できること,化学療法のモニターができることなどの理由から,他の微生物(ウイルス,真菌,原虫など)検査に先んじて実施されている.
ここではまず細菌検査の流れをスパイラルチャートで表現し,次いで検体採取と観察,塗抹・染色・鏡検,分離培養と集落観察,同定検査,薬剤感受性検査の手順と注意点を概説する.
患者の訴えと医師による症状の把握,そして基本的スクリーニング検査により感染症の臨床診断が行われる.ここまではあくまでも推定診断であり,確定診断,原因究明,そして治療方針修正のための感染症検査がオーダーされる.このうち最も一般的な細菌検査は,光学顕微鏡で観察できること,人工培養できること,化学療法のモニターができることなどの理由から,他の微生物(ウイルス,真菌,原虫など)検査に先んじて実施されている.
ここではまず細菌検査の流れをスパイラルチャートで表現し,次いで検体採取と観察,塗抹・染色・鏡検,分離培養と集落観察,同定検査,薬剤感受性検査の手順と注意点を概説する.
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