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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻2号

1998年02月発行

文献概要

トピックス

RSウイルスの院内感染

著者: 石和田稔彦1 中村明2

所属機関: 1千葉大学医学部小児科 2千葉県こども病院感染症科

ページ範囲:P.183 - P.185

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はじめに
 RSウイルス(respiratory syncytial virus)は,ムンプスや麻疹ウイルスと同じパラミキソウイルス科に属するウイルスで,小児,特に乳幼児に多くみられる急性細気管支炎,肺炎などの下気道感染症を惹起するウイルスとして知られている.RSウイルス感染症は毎年冬期に流行し,乳児早期や基礎疾患を有する児が罹患した場合,重症化することが多い.また小児科領域の院内感染原因ウイルスとしても頻度が高く,小児病棟のみならず老人病棟での流行の報告もある.今回は特にRSウイルスによる院内感染に焦点を絞り概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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