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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻3号

1998年03月発行

文献概要

けんさアラカルト

LDL-コレステロール直接法

著者: 荒木秀夫1

所属機関: 1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部第2臨床化学

ページ範囲:P.214 - P.214

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 低比重リポ蛋白(low density lipoprotein;LDL)分画に含有されるコレステロール(cholesterol;C)は,LDL-コレステロール(LDL-C)と呼ばれ,その上昇は動脈硬化の危険因子となることが知られている.また,高脂血症の診断で従来から総Cの値が広く用いられてきたが,LDL-Cの値のほうが虚血性心疾患と高い相関が認められることが,厚生省特定疾患「原発性高脂血症」調査研究班報告書1)に報告されている.
 現在,LDL-Cの濃度はフリードワルドの計算式を用いて算出されているのが現状である.その値は空腹時の総C,高比重リポ蛋白(high density lipoprotein;HDL)-C,中性脂肪の3項目の測定値から,次の式で計算される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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