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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻3号

1998年03月発行

文献概要

トピックス

献血者におけるwindow period—特にHBV,HCV,HIV

著者: 野尻徳行1

所属機関: 1日本赤十字社中央血液センター検査部検査2課

ページ範囲:P.248 - P.249

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はじめに
 輸血によるHBV(hepatitis B virus,B型肝炎ウイルス),HCV(hepatitis C virus,C型肝炎ウイルス),HIV(human immunodeficiency virus,ヒト免疫不全ウイルス)感染を防止するために,日本赤十字社血液センターは新しいスクリーニング法の開発と導入に努めてきた.これによって輸血後B型肝炎およびC型肝炎の発生頻度は,医療機関で実施している小規模な検証的,前向き調査では確認できないところまで激減した.
 また,献血・検査履歴などの献血者情報と検体保管システムからの遡及調査(look back)によりwindowperiodの血液からの感染が推定できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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