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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻4号

1998年04月発行

病気のはなし

原発性胆汁性肝硬変(PBC)

著者: 滝川一1

所属機関: 1帝京大学医学部内科学講座

ページ範囲:P.310 - P.316

文献概要

新しい知見
 PBCは中年以降の女性に好発し,自己免疫機序により肝内の小葉間胆管および隔壁胆管などの中等度の胆管が破壊される疾患である.胆道系酵素(ALP,γ-GTP,LAP)の上昇,IgMの上昇とAMA,M2抗体陽性が臨床検査上の特徴である.ウルソデオキシコール酸(UDCA)が臨床データを改善し,予後を改善することが明らかになった.黄疸が進行する症例は予後不良であり,肝移植以外に救命方法はないが,生体部分肝移植が行われる症例が散見されるようになってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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