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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻4号

1998年04月発行

文献概要

技術講座 生化学

血中ガストリン放出ペプチド前駆体(proGRP)の測定法

著者: 藤澤美朗1 小林邦夫1

所属機関: 1塩野義製薬(株)診断医学事業部

ページ範囲:P.317 - P.321

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新しい知見
 腫瘍マーカーは腫瘍細胞に特異的な抗原であり,細胞の癌化の判断材料として用いられてきた.初期の腫瘍マーカー,例えば癌胎児性抗原(CEA),α-フェトプロテイン(AFP)などは,それぞれ大腸癌,肝臓癌のマーカーとして登場したが,他の臓器癌においても出現することがわかったため,その特異性が問題とされてきた.近年,さらに臓器特異性の高いマーカーの開発が望まれている.ガストリン放出ペプチド前駆体(progastrin-realesing peptide;proGRP)は肺小細胞癌に特異性が高く,その早期発見に有用な次世代の腫瘍マーカーとして期待されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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