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技術講座 血液
ループスアンチコアグラント検査
著者: 安室洋子1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学病院臨床検査部・技術課
ページ範囲:P.323 - P.329
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先天性血栓症の要因としては,活性化プロテインC(activated protein C;APC)の抗凝固性に抵抗性を示すAPCレジスタンス(APC resistance;APC-R)が欧米では若年性血栓症のリスクファクターとして多く報告されている.このAPC-Rは遺伝的素因で,凝固第V因子の1塩基置換(Leiden型)のために易血栓性になることが解明されている.
スクリーニング検査としては血漿にAPCを添加すると活性型第V因子,第VIII因子が失活してAPTTが延長するが,この延長が抑制された場合にAPC抵抗性とする測定原理が用いられている.
先天性血栓症の要因としては,活性化プロテインC(activated protein C;APC)の抗凝固性に抵抗性を示すAPCレジスタンス(APC resistance;APC-R)が欧米では若年性血栓症のリスクファクターとして多く報告されている.このAPC-Rは遺伝的素因で,凝固第V因子の1塩基置換(Leiden型)のために易血栓性になることが解明されている.
スクリーニング検査としては血漿にAPCを添加すると活性型第V因子,第VIII因子が失活してAPTTが延長するが,この延長が抑制された場合にAPC抵抗性とする測定原理が用いられている.
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