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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻4号

1998年04月発行

文献概要

技術講座 血液

ループスアンチコアグラント検査

著者: 安室洋子1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学病院臨床検査部・技術課

ページ範囲:P.323 - P.329

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新しい知見
 先天性血栓症の要因としては,活性化プロテインC(activated protein C;APC)の抗凝固性に抵抗性を示すAPCレジスタンス(APC resistance;APC-R)が欧米では若年性血栓症のリスクファクターとして多く報告されている.このAPC-Rは遺伝的素因で,凝固第V因子の1塩基置換(Leiden型)のために易血栓性になることが解明されている.
 スクリーニング検査としては血漿にAPCを添加すると活性型第V因子,第VIII因子が失活してAPTTが延長するが,この延長が抑制された場合にAPC抵抗性とする測定原理が用いられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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