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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻4号

1998年04月発行

今月の表紙

血液培養検査

著者: 小栗豊子1 三澤成毅1

所属機関: 1順天堂大学附属病院臨床検査部

ページ範囲:P.332 - P.332

文献概要

 症例 患者は45歳,男性.急性骨髄性白血病で入院治療中.末梢血液の白血球が著しく減少しており,38.9℃の発熱をきたしたため,血液培養が行われた.患者は感染予防のため,週2回ST合剤の投与を受けていたが,その他抗菌薬の使用はなかった.
 写真1 血液培養瓶は1本のみ提出されたので,嫌気性菌の観察のため3日目まではそのまま培養,その後BCBスライドを装着して培養した.翌日,培地は全体的に著しく混濁し,上部が溶血して赤色を呈していた.瓶のふたを開けた際,ガス発生や悪臭は認められなかった.写真は菌発育後2日目の培養瓶所見である.下に血球層が沈殿しており,上部の培地は溶血により赤黒色を呈している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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