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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻4号

1998年04月発行

文献概要

トピックス

新界面活性剤利用ヘモグロビン計測法

著者: 巽典之1 津田泉1 田窪孝行1 張之曽1

所属機関: 1大阪市立大学医学部臨床検査医学教室

ページ範囲:P.393 - P.396

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はじめに
 正常血液に含まれているヘモグロビン(Hb)には酸化Hb(HbO2),還元Hb(Hb・red),一酸化炭索ヘモグロビン(HbCO),メトヘモグロビン(Hi)の4種があり,Hbの定量法としては,①塩酸ヘマチン法,②酸化Hb(オキシヘモグロビン)法,③シアンメトヘモグロビン(HiCN)法,④アルカリヘマチン法,⑤ラウリル硫酸ナトリウム法(SLS-Hb法),⑥Hb・red計測法,⑦HbCO計測法などがある.
 現在,臨床検査室におけるHb計測はほとんど自動血球計数器で行っている.血球計数器では,ICSH(International Council for Standardization inHaematology)がHiCN法を提唱して以来,この方法が長年にわたり利用されてきた.しかしながら,最近,血球計数器でのHb測定がHiCN法に代わり界面活性剤的計測法が利用されるようになってきている.本稿では,その新しいHb測定の特徴を記載することにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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