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技術講座 血液
プロトロンビンフラグメントF1+2
著者: 緇莊和子1
所属機関: 1東京医科大学臨床病理学教室
ページ範囲:P.427 - P.432
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近年,凝固系の亢進を示すさまさまな分子マーカーが測定されている.F1+2は凝固系の活性化によるトロンビン生成を示す新しい分子マーカーとして,エンザイムイムノアッセイなどで測定可能となった.
F1+2は凝固亢進状態を反映し,血栓性疾患や血栓準備状態,DICなどで高値を示す.また,低値レベルでの測定が可能であり,低凝固状態をとらえることができ,今後,経口抗凝固薬(ワーファリン)療法のコントロールの指標の1つとして利用が期待される.
近年,凝固系の亢進を示すさまさまな分子マーカーが測定されている.F1+2は凝固系の活性化によるトロンビン生成を示す新しい分子マーカーとして,エンザイムイムノアッセイなどで測定可能となった.
F1+2は凝固亢進状態を反映し,血栓性疾患や血栓準備状態,DICなどで高値を示す.また,低値レベルでの測定が可能であり,低凝固状態をとらえることができ,今後,経口抗凝固薬(ワーファリン)療法のコントロールの指標の1つとして利用が期待される.
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