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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻5号

1998年05月発行

文献概要

技術講座 血液

プロトロンビンフラグメントF1+2

著者: 緇莊和子1

所属機関: 1東京医科大学臨床病理学教室

ページ範囲:P.427 - P.432

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新しい知見
 近年,凝固系の亢進を示すさまさまな分子マーカーが測定されている.F1+2は凝固系の活性化によるトロンビン生成を示す新しい分子マーカーとして,エンザイムイムノアッセイなどで測定可能となった.
 F1+2は凝固亢進状態を反映し,血栓性疾患や血栓準備状態,DICなどで高値を示す.また,低値レベルでの測定が可能であり,低凝固状態をとらえることができ,今後,経口抗凝固薬(ワーファリン)療法のコントロールの指標の1つとして利用が期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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