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けんさアラカルト
血中レプチン濃度測定法の確立とその応用
著者: 村口正宏1
所属機関: 1大塚製薬(株)細胞工学研究所
ページ範囲:P.541 - P.541
文献購入ページに移動ELISAを作製するには特異的な抗体が必要であり,抗体を作製するためには数mgの抗原が必要である.筆者らはレプチンのような微量生理活性物質に対する抗体を作製する場合,まず免疫抗原として遺伝子組換蛋白質を発現する.最初にレプチン遺伝子をヒト脂肪細胞cDNAライブラリーからクローニングし,大腸菌に組換型レプチンを発現させた.この大腸菌からレプチンを精製し,マウスおよびウサギに免疫して抗体を作製した.これらのモノクローナル抗体およびポリクローナル抗体を用いてレプチンのサンドイッチELISAを作製したところ,図1に示した標準曲線が得られた.
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