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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻6号

1998年06月発行

文献概要

検査の作業手順を確立しよう 血液検査・2

血液形態(白血球・赤血球・血小板)検査

著者: 武内恵1

所属機関: 1慶應義大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.553 - P.557

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はじめに
 長年,血球形態検査は塗抹標本を用いて顕微鏡で分類する方法(用手法)が一般的であった。近年,白血球分類は初期スクリーニングとしてはフロー方式の全自動測定法が主流となりつつある.フロー方式の自動測定法の原理は機種により多岐にわたっている.そのほかの方法としては,塗抹標本を用いる点で用手法と同様であるが,分類を自動で行うパターン認識法(半自動)がある.つまり,人の頭脳に近い細胞識別情報をあらかじめ自動分類装置に入力,記憶させておき,その情報と分類したい細胞の情報を比較することで細胞の分類を行う方法である.また血球形態検査には白血球分類だけではなく,赤血球,血小板の形態観察も含まれる.以上,3法が血球形態検査法として実際に施行されている.そこで,これら3法の業務を比較しながら形態検査の作業手順を号えてみたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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