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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻7号

1998年06月発行

文献概要

増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル 第II章 組織学的検査 2.検体 2)検体の受付と処理

b)切り出し

著者: 岩井宗男1 宮平良満1 岡部英俊2 松本正朗3

所属機関: 1滋賀医科大学附属病院検査部 2滋賀医科大学臨床検査医学講座 3滋賀県立成人病センター病理部

ページ範囲:P.93 - P.97

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はじめに
 切り出しとは,臓器・組織から病理組織標本作製のために適した部位を選び,適した大きさや形に刃物で切り取ることである.最終的な形状はこの切り出しで決まり,適切な切り出しが正確な病理組織学的診断につながる.病変部位,その他関連部位から正しく欠落のない切り出しを行うには,病変に関する病理学的知識と臓器・組織の肉眼所見の誤りのないことが前提となるので,原則として切り出しは病理医みずからの手で行われる.臨床検査技師は切り出しの介助を行う場合があるので,切り出し方法については熟知することが望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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