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増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル 第II章 組織学的検査 2.検体 2)検体の受付と処理
f)染色法[2]結合組織(膠原線維)の染色法
著者: 三瓶接子1 石川喜美男2 赤石清美2 宮哲正3
所属機関: 1(株)ケーアイエー細胞病理研究所検査部 2(株)ケーアイエー細胞病理研究所 3(株)保健科学研究所
ページ範囲:P.111 - P.113
文献購入ページに移動結合組織は細胞外線維とその線維間にある生体の支持組織である.結合の線維には物理的性質や染色性の特徴から膠原線維,弾性線維,細網線維があり,これらは再生力が強く,組織の欠損部を補充する.すなわち,結合組織を染色することは,肺,肝,腎などにおける病変や腫瘍の鑑別,検索を行ううえで重要な意義を持つ.この中で,膠原線維の染色法には,代表的なものとして,マロリー染色,アザン・マロリー法,マッソン・トリクローム染色,ワンギーソン染色などがある.
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