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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻7号

1998年06月発行

文献概要

増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル 第II章 組織学的検査 2.検体 2)検体の受付と処理

f)染色法[2]結合組織(膠原線維)の染色法

著者: 三瓶接子1 石川喜美男2 赤石清美2 宮哲正3

所属機関: 1(株)ケーアイエー細胞病理研究所検査部 2(株)ケーアイエー細胞病理研究所 3(株)保健科学研究所

ページ範囲:P.111 - P.113

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はじめに
 結合組織は細胞外線維とその線維間にある生体の支持組織である.結合の線維には物理的性質や染色性の特徴から膠原線維,弾性線維,細網線維があり,これらは再生力が強く,組織の欠損部を補充する.すなわち,結合組織を染色することは,肺,肝,腎などにおける病変や腫瘍の鑑別,検索を行ううえで重要な意義を持つ.この中で,膠原線維の染色法には,代表的なものとして,マロリー染色,アザン・マロリー法,マッソン・トリクローム染色,ワンギーソン染色などがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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