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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻7号

1998年06月発行

文献概要

増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル 第II章 組織学的検査 2.検体 2)検体の受付と処理

f)染色法[11]神経組織(中枢神経系)の染色法

著者: 石川喜美男1 赤石清美1 三瓶接子1 宮哲正2

所属機関: 1(株)ケーアイエー細胞病理研究所 2(株)保健科学研究所

ページ範囲:P.135 - P.143

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はじめに
 神経組織は中枢と末梢に分けられるが,中枢神経組織には神経細胞と神経膠細胞,それに血管と髄膜組織が存在する.これら構造物を全体的に把握するには各種の染色方法が用いられる.その中でも,ヘマトキシリン・エオジン(HE)染色は神経病理の検査においても極めて有用で,必要性のある基本染色である.脳腫瘍,炎症,血管障害などの多くの日常の検索では,HE染色だけで十分に診断可能である.しかし,この染色では不十分な場合や,補足しなければならない所見を得るために各種特殊染色が必要となってくるし,用いなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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