文献詳細
増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル
第III章 細胞診 2.検体 3)検体の受付と処理
文献概要
喀痰ではすり合わせ法というように,検体によって,それぞれ代表的な塗抹法がある(表).しかし,1つの方法にこだわることなく,性状によっては臨機応変に他の方法も用いる柔軟さが必要である.さまざまな手技を身につけておき,検体に対してより適切な手段を選択するよう心がけたい.なお,塗抹作業の場合,事前に必ず固定液の蓋を開けておき,迅速に湿潤固定できるよう準備しておかなくてはならない.
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