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増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル 第III章 細胞診 2.検体 3)検体の受付と処理
b)固定法
著者: 畠山重春1 川名展弘1 松元照美1
所属機関: 1板橋中央総合病院中央臨床検査研究所(IML)
ページ範囲:P.195 - P.197
文献購入ページに移動固定法には細胞が乾燥しない状態のうちに迅速に固定する湿潤固定と,塗抹した細胞を乾燥させて固定する乾燥固定がある.乾燥固定と呼称されているが,細胞診標本の染色では通常,染色前に固定液を使用している.表1に細胞診で使用される固定液と対応染色法を示す.ただし,検体を採取してから塗抹処理し,さらに固定するまでの時間が標本のでき具合いに大きく影響する.表2に検体別許容時間を示す.
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