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増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル 第III章 細胞診 2.検体 3)検体の受付と処理
c)染色法[2]ギムザ(メイ・グリュンワルド・ギムザ)染色
著者: 松井武寿1 佐野裕作1
所属機関: 1埼玉県立がんセンター臨床病理部
ページ範囲:P.199 - P.200
文献購入ページに移動ギムザ(Giemsa)染色はパパニコロウ染色に比べ,色素の浸透性に劣る.そのため婦人科材料や喀痰材料のような粘液や細胞の重積のある厚い標本には適さない3).しかし,血液疾患における血液細胞の染色には特に優れており,体腔液を主とした液状検体中の血液系細胞やリンパ節穿刺吸引および捺印標本の染色には必要不可欠な染色法として用いられている.
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