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増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル 第V章 病理解剖
1.病理解剖の意義と目的
著者: 松谷章司1
所属機関: 1関東逓信病院病理診断科
ページ範囲:P.300 - P.300
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病理解剖の意義は死因の究明のみならず,診断,治療など診療内容の評価と検証をすることも重大な責務である.したがって,病理解剖は人間の医療を理解するための究極の検査法であるといえる.成書にみられる病理解剖の目的には次のようなものがあり,それを達成するために必要な事項を述べる.個々の病理解剖時には病理医,介助者はいつも認識するべきと思われる.
(1)病気の性状やその発生進展過程を理解する:このために生前の詳しい臨床データと合わせ,検討することが必要である.
病理解剖の意義は死因の究明のみならず,診断,治療など診療内容の評価と検証をすることも重大な責務である.したがって,病理解剖は人間の医療を理解するための究極の検査法であるといえる.成書にみられる病理解剖の目的には次のようなものがあり,それを達成するために必要な事項を述べる.個々の病理解剖時には病理医,介助者はいつも認識するべきと思われる.
(1)病気の性状やその発生進展過程を理解する:このために生前の詳しい臨床データと合わせ,検討することが必要である.
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