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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻7号

1998年06月発行

文献概要

増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル 第VI章 バイオハザードとその対策

2.廃棄物の処理

著者: 佐藤英章1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院病理部

ページ範囲:P.321 - P.322

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はじめに
 病理検査室から出る廃棄物は一般廃棄物,産業廃棄物,感染性一般廃棄物,感染性産業廃棄物の大きく分けて4種類からなる.その中で後2種類(表1)が感染の危険を有している.これら廃棄物については廃棄物の処理および清掃に関する法律(廃棄物処理法)により自己処理が原則となっているが,実際にはその90%が廃棄物処理業者に委託されているのが現状である.そこで院内処理担当者ないしは廃棄物処理委託業者へのバイオハザードが問題となる.さらに,最近では自己の焼却設備からのダイオキシンの排出が周辺住民の健康を害する危険性があると問題となっている.医療機関からの廃棄物についてはさまざまな問題があるが,ここでは感染性廃棄物についてその処理および廃棄過程を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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