文献詳細
増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル
第VII章 検査室のシステム化
文献概要
はじめに
医療情報の開示,インフォームドコンセント,保険料の定額支払い制の導入などの社会的流れの中で,病理検査の果たすべき役割はますます大きくなってきている.10年前に比較して病理検査の種類は増加し,業務の流れも複雑になり,さらに外部委託や他部門・他施設と連携する必要が生じている.これらに円滑に対応するのが作業分担のシステム化である.言い換えれば各作業担当者,あるいは各担当部署が個別に動くのではなく,検体の流れ全体を踏まえ,系統だった働きをすることで業務全体の効率化と検査内容の向上を図ることである.この稿では病理業務の流れの変化を確認し,作業分担のシステム化の具体的方法について説明する.
医療情報の開示,インフォームドコンセント,保険料の定額支払い制の導入などの社会的流れの中で,病理検査の果たすべき役割はますます大きくなってきている.10年前に比較して病理検査の種類は増加し,業務の流れも複雑になり,さらに外部委託や他部門・他施設と連携する必要が生じている.これらに円滑に対応するのが作業分担のシステム化である.言い換えれば各作業担当者,あるいは各担当部署が個別に動くのではなく,検体の流れ全体を踏まえ,系統だった働きをすることで業務全体の効率化と検査内容の向上を図ることである.この稿では病理業務の流れの変化を確認し,作業分担のシステム化の具体的方法について説明する.
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