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今月の表紙
糞便の検査
著者: 小栗豊子1 三澤成毅1
所属機関: 1順天堂大学附属病院臨床検査部
ページ範囲:P.631 - P.631
文献購入ページに移動 症例 慢性関節リウマチ治療のため他院でステロイドの投与を受けていた49歳の女性.7月29日,疝痛様の腹痛および水様性下痢を主訴として救急車で救急外来を受診.下血もあるため消化器内科に入院となり,急性細菌性胃腸炎を疑い糞便が提出された.糞便は赤褐色の水様便.
分離培養:BTB乳糖寒天培地,SIB寒天培地(E. coliO157検査用),SS寒天培地,TCBS寒天培地(Vibrio検査用),CCDA寒天培地(Campylobacter検査用),セレナイト培地(Salmonella増菌用),4%食塩加アルカリ性ペプトン水に糞便を接種.CCDA寒天培地は35℃,2日間,ダイアカンピロパック®により炭酸ガス培養を,その他の培地は35℃で通常の好気培養を行った.
分離培養:BTB乳糖寒天培地,SIB寒天培地(E. coliO157検査用),SS寒天培地,TCBS寒天培地(Vibrio検査用),CCDA寒天培地(Campylobacter検査用),セレナイト培地(Salmonella増菌用),4%食塩加アルカリ性ペプトン水に糞便を接種.CCDA寒天培地は35℃,2日間,ダイアカンピロパック®により炭酸ガス培養を,その他の培地は35℃で通常の好気培養を行った.
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