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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻8号

1998年07月発行

文献概要

トピックス

HELLP症候群

著者: 寺尾俊彦1

所属機関: 1浜松医科大学

ページ範囲:P.710 - P.713

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はじめに
 HELLP症候群とは,1982年,Weinsteinらが,妊娠中にhemolysis(溶血),elevated liver enzymes(肝酵素上昇),low platelets count(血小板低下)をきたす29例の症例を発表し,その頭文字をとって名づけた症候群である(表1).多くは妊娠中毒症に併発し,血管内血液凝固症候群(disseminated intravascular coagulopathy;DIC)を合併して予後不良となり,母体死亡や児の周産期死亡を引き起こすこともある重篤な症候群である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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