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HELLP症候群
著者: 寺尾俊彦1
所属機関: 1浜松医科大学
ページ範囲:P.710 - P.713
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HELLP症候群とは,1982年,Weinsteinらが,妊娠中にhemolysis(溶血),elevated liver enzymes(肝酵素上昇),low platelets count(血小板低下)をきたす29例の症例を発表し,その頭文字をとって名づけた症候群である(表1).多くは妊娠中毒症に併発し,血管内血液凝固症候群(disseminated intravascular coagulopathy;DIC)を合併して予後不良となり,母体死亡や児の周産期死亡を引き起こすこともある重篤な症候群である.
HELLP症候群とは,1982年,Weinsteinらが,妊娠中にhemolysis(溶血),elevated liver enzymes(肝酵素上昇),low platelets count(血小板低下)をきたす29例の症例を発表し,その頭文字をとって名づけた症候群である(表1).多くは妊娠中毒症に併発し,血管内血液凝固症候群(disseminated intravascular coagulopathy;DIC)を合併して予後不良となり,母体死亡や児の周産期死亡を引き起こすこともある重篤な症候群である.
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