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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻9号

1998年08月発行

文献概要

オピニオン

検査技師業務の法的規制と問題点

著者: 鈴木伸子1

所属機関: 1財団法人金森和心会針生ヶ丘病院検査課

ページ範囲:P.734 - P.734

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はじめに
 臨床検査技師の誕生から47年の歴史を顧みると,昭和27年に日本衛生検査技術者会が名古屋市で結成され,以後,全国的に検査技師身分法の制定に関する運動の輪が広まり,昭和33年4月,第28回衆議院本会議で技師法案が立法化された.また,同年4月,第1回国家試験が実施された.その後,昭和41年4月に日本臨床衛生検査技師会(日臨技)総会で技師法改正3か年計画案が提案され,①名称免許を業務免許に改める,②医師の指導監督を医師の指示に改める,③生理検査,耳朶採血,消化液採取の医療行為の一部業務拡大,④教育年限を高卒3年以上かつ厚生大臣免許とする,の4項目が採択され,時代に即応して法改正運動がさらに大きく全国的なものとなった.さらに第16回通常国会において「臨床検査技師,衛生検査技師等に関する法律」が成立,昭和46年9月,臨床検査技師と名称が改正された.しかしながら,4年制大学教育制と業務制限については残念ながら実現しなかった.そこで日臨技は,関係団体との協力と理解を得ながら,平成4年に「法改正推進活動本部」を設置,4年制大学教育国家資格・業務制限についての運動を開始した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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