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検査データを考える
細菌性髄膜炎の治療と感受性検査
著者: 中村明1
所属機関: 1千葉県こども病院小児科
ページ範囲:P.789 - P.793
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細菌性髄膜炎は,抗生物質による化学療法の進歩した今日においてもなお生命の危険や後遺症が心配される,小児科領域における代表的な重症感染症である.
近年,欧米においては予防法に大きな進歩があり,その疫学にはドラスティックな変化が現れている.すなわち,インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)b型コンジュゲートワクチンの導入による小児期インフルエンザ菌性髄膜炎の激減である.この結果,細菌性髄膜炎罹患年齢の中央値は乳児期から20歳台まで大きくシフトしている.
細菌性髄膜炎は,抗生物質による化学療法の進歩した今日においてもなお生命の危険や後遺症が心配される,小児科領域における代表的な重症感染症である.
近年,欧米においては予防法に大きな進歩があり,その疫学にはドラスティックな変化が現れている.すなわち,インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)b型コンジュゲートワクチンの導入による小児期インフルエンザ菌性髄膜炎の激減である.この結果,細菌性髄膜炎罹患年齢の中央値は乳児期から20歳台まで大きくシフトしている.
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