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文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻9号

1998年08月発行

文献概要

検査データを考える

細菌性髄膜炎の治療と感受性検査

著者: 中村明1

所属機関: 1千葉県こども病院小児科

ページ範囲:P.789 - P.793

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はじめに
 細菌性髄膜炎は,抗生物質による化学療法の進歩した今日においてもなお生命の危険や後遺症が心配される,小児科領域における代表的な重症感染症である.
 近年,欧米においては予防法に大きな進歩があり,その疫学にはドラスティックな変化が現れている.すなわち,インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)b型コンジュゲートワクチンの導入による小児期インフルエンザ菌性髄膜炎の激減である.この結果,細菌性髄膜炎罹患年齢の中央値は乳児期から20歳台まで大きくシフトしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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