icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術26巻9号

1998年08月発行

文献概要

トピックス

好中球と血液凝固

著者: 村上和憲1

所属機関: 1熊本大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.810 - P.811

文献購入ページに移動
はじめに
 血栓・止血といえば,血小板による一次止血とフィブリン形成による二次止血があるが,好中球も血液凝固に重要な関与をしている.本来,好中球は細菌などの異物を貪食・処理する白血球であり,リソソーム中には異物の処理に必要なさまざまな蛋白分解酵素が含まれているが,それが過剰に産生・放出されると内皮細胞を傷害し,抗凝固能を低下させてしまう.近年,好中球によるさまざまな組織傷害が注目されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら