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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻1号

1999年01月発行

病気のはなし

川崎病

著者: 小牧宏一1 斎藤穎1 小沢友紀雄1 能登信孝2

所属機関: 1日本大学医学部第2内科 2日本大学医学部小児科

ページ範囲:P.6 - P.12

文献概要

新しい知見
 川崎病は川崎(富作)博士により1967年に初めて報告1)された.後遺症としての冠動脈瘤および狭窄は,冠動脈瘤の成人における臨床例の報告がなされ2,3),内科領域における虚血性心疾患の背景因子として注目される.
 Syedら4)によれば,成人の冠動脈瘤の原因として表1に示す疾患が挙げられるが,そのうち約50%が冠動脈硬化で最も多く,次いで多いのが川崎病とされている.川崎病は乳幼児の突然死の原因の一疾患となり得るだけでなく,成人以降においてもその後遺症による冠動脈疾患により突然死を引き起こす可能性がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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