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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻1号

1999年01月発行

文献概要

技術講座 免疫

癌診断における腫瘍マーカーの感度と特異度の考えかた

著者: 高木康1

所属機関: 1昭和大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.33 - P.37

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新しい知見
 健全な医療のための効率的な検査の利用が叫ばれて久しい.腫瘍マーカーについても,スクリーニング検査としての保険適用がはずれ,その使用・利用法が模索されている.腫瘍マーカーの臨床評価は感度と特異度,あるいは診断効率により行われるが,これらを決定するカットオフ値の設定にあたってはROC曲線が有用である.ROC曲線はまた検査間の優劣を論じる際にも用いられている.最近はこれらに加えて,陽性予測値(腫瘍マーカーが陽性であった場合に腫瘍が存在する確率)が医療現場で重要視され,有病率と関連づけることによる効率的医療が実践され始めている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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