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技術講座 生理
整形外科領域の超音波検査法—肩関節を中心に
著者: 白石周一1
所属機関: 1東海大学医学部付属病院中央臨床検査センター生理検査科
ページ範囲:P.45 - P.49
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超音波検査は,血管内超音波や内視鏡超音波などのアプローチの進歩,ドプラ検査やハーモニックイメージのような装置自体の進歩,そして検査対象領域の拡大により,近年さらに発展してきている.
整形外科領域では,Graf法による先天性股関節脱臼の診断が広く普及しているが,最近の高周波数探触子の改良は,表在領域である皮膚や軟部組織の解像度を大幅に向上させ,これにより整形外科領域の中でも筋肉や腱の損傷に超音波検査が用いられる機会が多くなった.本稿で述べる肩関節も,腱の損傷の診断を主目的に超音波検査が行われている.
超音波検査は,血管内超音波や内視鏡超音波などのアプローチの進歩,ドプラ検査やハーモニックイメージのような装置自体の進歩,そして検査対象領域の拡大により,近年さらに発展してきている.
整形外科領域では,Graf法による先天性股関節脱臼の診断が広く普及しているが,最近の高周波数探触子の改良は,表在領域である皮膚や軟部組織の解像度を大幅に向上させ,これにより整形外科領域の中でも筋肉や腱の損傷に超音波検査が用いられる機会が多くなった.本稿で述べる肩関節も,腱の損傷の診断を主目的に超音波検査が行われている.
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