icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻1号

1999年01月発行

文献概要

技術講座 生理

整形外科領域の超音波検査法—肩関節を中心に

著者: 白石周一1

所属機関: 1東海大学医学部付属病院中央臨床検査センター生理検査科

ページ範囲:P.45 - P.49

文献購入ページに移動
新しい知見
 超音波検査は,血管内超音波や内視鏡超音波などのアプローチの進歩,ドプラ検査やハーモニックイメージのような装置自体の進歩,そして検査対象領域の拡大により,近年さらに発展してきている.
 整形外科領域では,Graf法による先天性股関節脱臼の診断が広く普及しているが,最近の高周波数探触子の改良は,表在領域である皮膚や軟部組織の解像度を大幅に向上させ,これにより整形外科領域の中でも筋肉や腱の損傷に超音波検査が用いられる機会が多くなった.本稿で述べる肩関節も,腱の損傷の診断を主目的に超音波検査が行われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?