文献詳細
検査データを考える
文献概要
はじめに
M蛋白は単一クローン性免疫グロブリンとも呼ばれ,Mはmonoclonalの頭文字をとったものである.M蛋白の特徴は,均一(単一)の免疫グロブリンであるから,セルロースアセテート膜電気泳動でアルブミンと同様に幅狭いバンドあるいは尖鋭なピークを呈することである.ただ,免疫グロブリン・フラグメントなどのM蛋白では幅広いバンドとして観察されることがあるので,注意しなければならない.
電気泳動法によってM蛋白の存在が疑われる場合には,次に免疫電気泳動法を用い,M蛋白の種類,つまり免疫グロブリンのH鎖のクラス,ならびにL鎖のタイプ(型)を決定することが大切である.
M蛋白は単一クローン性免疫グロブリンとも呼ばれ,Mはmonoclonalの頭文字をとったものである.M蛋白の特徴は,均一(単一)の免疫グロブリンであるから,セルロースアセテート膜電気泳動でアルブミンと同様に幅狭いバンドあるいは尖鋭なピークを呈することである.ただ,免疫グロブリン・フラグメントなどのM蛋白では幅広いバンドとして観察されることがあるので,注意しなければならない.
電気泳動法によってM蛋白の存在が疑われる場合には,次に免疫電気泳動法を用い,M蛋白の種類,つまり免疫グロブリンのH鎖のクラス,ならびにL鎖のタイプ(型)を決定することが大切である.
掲載誌情報