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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻1号

1999年01月発行

文献概要

トピックス

剖検室設計の理念

著者: 江石義信1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部附属病院病理部

ページ範囲:P.90 - P.93

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はじめに
 剖検者の解剖業務に伴う感染体への暴露危険度は,空気感染および血液感染の両経路において,通常とは比較にならないほど高いものであるが,解剖業務そのものの性格からして,これまではある程度の危険性は致しかたのないものとして放置されてきた.
 他方,解剖に伴って生じる大量の体液および血液などの廃液は,簡単な消毒操作の後,通常の排水経路に合流しており,また解剖室と外部環境とは通常の開閉式ドアにより空間的に仕切られているのみで,特殊な感染症患者の解剖の際に生ずる環境への汚染危険度は計り知れないものがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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