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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻1号

1999年01月発行

文献概要

トピックス

HIV-RNA検査と新しいプライマー

著者: 渡邊正治1 菅野治重2

所属機関: 1千葉大学医学部附属病院検査部 2千葉大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.93 - P.95

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はじめに
 後天性免疫不全症候群(acquired immune deficiency syndrome;AIDS)は原因不明の細胞性免疫不全症として1981年に報告され,現在はヒト免疫不全ウィルス(human immunodeficiency virus;HIV)と呼ばれる新種のレトロウイルスが原因であることが明らかとなった.
 HIVはHIV-1と遺伝子構成のやや異なるHIV-2の2型に大別される.HIV-1は日本をはじめ全世界中で流行し,特定の遺伝子領域の塩基配列の異なるAからIまでのサブタイプ(グループM)と,このグループMとは大きく異なる塩基配列を持つサブタイプOに分けられる.一方,HIV-2は現在のところ,主に西アフリカ地域に限局し,HIV-2にもAからEのサブタイプが知られている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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