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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻10号

1999年09月発行

文献概要

技術講座 病理

マイクロウエーブ加熱後の酵素処理法による抗原の賦活化と免疫染色

著者: 山口比呂美1 森吉臣1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院病理部

ページ範囲:P.1181 - P.1186

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新しい知見
 ホルマリン固定・パラフィン切片の抗原性の賦活化は,抗原の種類・固定時間などによって賦活効果が左右される.これらの抗原側の条件に影響されず,ほぼ一定の賦活条件の処理で安定した賦活結果が得られる方法として,マイクロウエーブ加熱後の酵素処理法(MPH-ED法)が注目されている.脱パラフィン後3〜5分間のマイクロウエーブ加熱処理後に1〜3分間の蛋白分解酵素処理を行う方法で,全工程8分間以内と極めて短時間で行える.また,実際の操作は簡便であり,技師間による技術の差も出にくい利点がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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