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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻12号

1999年11月発行

文献概要

検査の作業手順を確立しよう 遺伝子検査・2

DNA診断

著者: 三浦俊昭1 玉造滋2

所属機関: 1ロシュ・ダイアグノスティックス(株) PCRビジネス部 2ロシュ・ダイアグノスティックス(株) PCR開発部

ページ範囲:P.1425 - P.1432

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はじめに
 近年,遺伝子操作法を使用した臨床検査試薬が用いられるようになった.遺伝子操作法の進歩,自動化および簡便化は,一部の専門家にしか行えなかった手法を身近なものとした.本来の意味でのDNA診断とは,遺伝病の診断などに代表されるような,疾患の原因遺伝子の塩基配列を解析することによって診断を行うことを指すと思われがちだが,感染症の起因菌やウイルスなどの核酸をターゲットにして検出する診断法も,DNA診断の1つとして位置付けることができる.
 本稿では現在,臨床応用されキット化が進んでいるPCR(polymerase chain reaction)法を用いた体外診断用キット(アンプリコア®)の抗酸菌およびC型肝炎ウイルスの定性検出キットを取り上げ,その操作手順を説明していきたい.現在は増幅以降の工程が全自動になっている機器もあるが,マニュアル操作が多い用手法のキットが最も基本になる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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