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健常人のミトコンドリアCK
著者: 星野忠1
所属機関: 1日本大学医学部臨床病理学教室
ページ範囲:P.1444 - P.1446
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creatine kinase(EC 2.7.3.2;CK)は,Mサブユニット(骨格筋型)とBサブユニット(脳型)から構成される二量体で,通常,CK-MM,CK-MB,CK-BBの3つのアイソザイムが存在する.これらCKアイソザイム測定の臨床的意義は,心筋梗塞や進行性筋ジストロフィー症をはじめとする筋疾患などの指標として利用されている1).このほかに,悪性腫瘍や心疾患患者に見いだされるミトコンドリア由来のCK(mitochondrial CK;m-CK)が確認されている2,3).
最近,豊田ら4)は,健常成人の新鮮血清中から全例(346名)にm-CKが検出されたことを日本電気泳動学会で報告し,健常人におけるm-CKの存在について論議を呼んだ.
creatine kinase(EC 2.7.3.2;CK)は,Mサブユニット(骨格筋型)とBサブユニット(脳型)から構成される二量体で,通常,CK-MM,CK-MB,CK-BBの3つのアイソザイムが存在する.これらCKアイソザイム測定の臨床的意義は,心筋梗塞や進行性筋ジストロフィー症をはじめとする筋疾患などの指標として利用されている1).このほかに,悪性腫瘍や心疾患患者に見いだされるミトコンドリア由来のCK(mitochondrial CK;m-CK)が確認されている2,3).
最近,豊田ら4)は,健常成人の新鮮血清中から全例(346名)にm-CKが検出されたことを日本電気泳動学会で報告し,健常人におけるm-CKの存在について論議を呼んだ.
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