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技術講座 病理
共焦点顕微鏡の扱いかた
著者: 小山田正人1 小山田ゆみ子1
所属機関: 1京都府立医科大学第2病理学教室
ページ範囲:P.1495 - P.1501
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共焦点顕微鏡(共焦点レーザー走査顕微鏡)は,従来の蛍光顕微鏡の延長線にあるが,蛍光顕微鏡が持ち得なかった優れた性能を備えている.共焦点顕微鏡は,小さな励起光スポットで走査し,光検出器の前の共焦点位置にピンホール絞りを置くことによって,焦点面以外の迷光を取り除く.これにより,光軸方向の解像度が飛躍的にアップし,厚い試料でも鮮明な蛍光像が得られるようになった.また,CTスキャンによって人体の断画像が撮れるように,共焦点顕微鏡によって細胞の断層像がとらえられ,三次元構造の再構築ができるようになった.
共焦点顕微鏡(共焦点レーザー走査顕微鏡)は,従来の蛍光顕微鏡の延長線にあるが,蛍光顕微鏡が持ち得なかった優れた性能を備えている.共焦点顕微鏡は,小さな励起光スポットで走査し,光検出器の前の共焦点位置にピンホール絞りを置くことによって,焦点面以外の迷光を取り除く.これにより,光軸方向の解像度が飛躍的にアップし,厚い試料でも鮮明な蛍光像が得られるようになった.また,CTスキャンによって人体の断画像が撮れるように,共焦点顕微鏡によって細胞の断層像がとらえられ,三次元構造の再構築ができるようになった.
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