icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻13号

1999年12月発行

文献概要

技術講座 病理

共焦点顕微鏡の扱いかた

著者: 小山田正人1 小山田ゆみ子1

所属機関: 1京都府立医科大学第2病理学教室

ページ範囲:P.1495 - P.1501

文献購入ページに移動
新しい知見
 共焦点顕微鏡(共焦点レーザー走査顕微鏡)は,従来の蛍光顕微鏡の延長線にあるが,蛍光顕微鏡が持ち得なかった優れた性能を備えている.共焦点顕微鏡は,小さな励起光スポットで走査し,光検出器の前の共焦点位置にピンホール絞りを置くことによって,焦点面以外の迷光を取り除く.これにより,光軸方向の解像度が飛躍的にアップし,厚い試料でも鮮明な蛍光像が得られるようになった.また,CTスキャンによって人体の断画像が撮れるように,共焦点顕微鏡によって細胞の断層像がとらえられ,三次元構造の再構築ができるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?