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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻13号

1999年12月発行

文献概要

検査データを考える

甲状腺機能異常

著者: 畑直成1

所属機関: 1畑内科クリニック

ページ範囲:P.1513 - P.1517

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はじめに
 甲状腺機能検査は甲状腺の働きを調べるもので,ホルモンを測定することにより,甲状腺疾患の病態を知るうえで重要な手がかりとなる.同じ甲状腺疾患でも,治療前と治療中では甲状腺機能が変わるので,その解釈には薬剤投与の有無などについて注意が必要である.甲状腺機能検査の中で,一般によく用いられるTSH(thyroid-stimulating hormone;甲状腺刺激ホルモン),free T4(free thyroxin;FT4),free T3(free triiodothyronine;FT3)について述べる.これらの3種類のホルモンは,お互いに関連し変動するので,組み合わせて測定すると甲状腺機能の解釈だけでなく,測定系への非特異的な干渉の有無や,珍しい病気の発見につながることがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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