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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻13号

1999年12月発行

検査の作業手順を確立しよう 遺伝子検査・3

遺伝子検査に用いられる主な電気泳動

著者: 宮西節子1

所属機関: 1天理よろづ相談所医学研究所

ページ範囲:P.1519 - P.1523

文献概要

はじめに
 核酸は隣り合ったヌクレオチドのリン酸基と糖の水酸基がリン酸ジエステル結合した分子で,二本鎖DNAでは中性緩衝液中でリン酸基に由来する強い陰性荷電を持つ.そのため,電場では陽極に引かれて泳動される.このとき分子ふるい効果のある支持体中を泳動すれば,分子の大きさ(長さ)に応じて泳動速度が変化し,小さい分子では速く,大きい分子では遅く泳動される.
 本稿では臨床検査で頻用されるDNAの電気泳動法について紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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